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3.プラント製造
本格的に事業活動をしていくためには、一定量の廃食油を継続的に精製できるプラントが必要になってきます。
初期の試験運用段階では当会の有志製作による小規模な機器設置を考えていますが、本格的な事業活動には、精製規模や環境にやさしいという目的に適したプラントが必要になってきます。
BDF製造方法も従来のエステル化方式の他に、グリセリンを副生しない超臨界圧縮方式やコストパフォーマンスに優れているKEM-2方式など、環境省、経済産業省、農林水産省、国土交通省、文部科学省などによる「バイオマスニッポン総合戦略」での技術提供や情報提供を含めて、最新技術による革新的なプラントも考えられ、大手企業参入の全国のプラント状況を把握する研究も重要になると思われます。
また、導入にはどうしても市の助成金が必要であり、プラントの維持管理費も考えていかなくてはなりません。
初期費用や運営コスト算出には、きちんとした研究と協議が必要になってきます。そして、真の循環型杜会を提唱するならば、地元中小企業の活性化を含めて、越谷発の機器製造やBDF燃料の供給システム開発などの、ものづくりにも挑戦し、事業化できればと考えます。
4、新BDF製造装置のメリット
現在、超臨界方式は、旧来の方式に比べて次のようなメリットがあり、また、新しい技術であるためこれから克服しなければならないの技術的な課題もあります。この方式導入の優れている点はプラントの稼動コスト減や焼却処分している炒め油や動物油のBDF化があげられます。
・新方式BDF製造法のメリット
従来方式のアルカリ触媒方式は一斗缶を利用した小規模手作りのものから一日数トン以上の生産能力のあるものまでさまざまな規模で多く利用されています。しかしながら、この触媒方式はBDF生産時に前処理と後処理が必要であり、これを全自動化した製造装置は非常に高額になっています。
また、副産物のグリセリンの処分がまた問題になっています。新方式の超臨界方式ではグリセリンを生成しないことのほかに次のような特徴があります。
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1、従来法では困難であったパーム油やラード等の動物油もBDF化可能。
2、原料油の前処理、生成したBDF(メタノールとの混合液)の中和と洗浄およびし洗浄水の浄化等の工程を必要としない。
3、触媒法と比べて、収率が10%程度向上する。
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この他には現段階の試験装置では製造コストが1Lあたりメタノール代と電気代等で78円かかっています。
今後はメタノール循環装置をつけることにより、またごみ焼却所等から出る廃熱を利用した発電装置やモータを使用し、風力発電等の環境にやさしいエネルギーを使っていけば、BDF事業は完全な地産地消型エネルギーとしてより注目されるようになっていくのではないでしようか。 |
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5、地域への導入プラン
BDFの地域への定着は段階を経て市民の理解と協力、行政との協働が大切と思われます。
次表の導入プランでは事業化成功のプロセスを3段階に分け段階ごとに目標を定めてあります。
越谷BDF事業化プラン
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試験段階
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活用段階
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事業化段階
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プラント
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小規模自作
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日糧1000L中規模施設
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左記施設規模複数プラントで製造
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製造方式
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触媒方式
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超臨界方式
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超臨界方式
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廃食油回収先
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給食センター排出量の一部や民間飲食店等から
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左記の全量と商工業およぴ、家庭からの一部
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全家庭の40%以上、公的機関の全量および民間から
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BDF利用先
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公的交通機関、農業機械の一部および有志の自家用車
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左記およぴ製造量に応じて公的機関を中心に使用
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左記およぴ事業化して一般にも販売
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運営方式
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公的補助民営
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公設民営
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公設民営
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6.まとめ
環境問題、特に温暖化防止への取り組みは、地球規模で緊急に取り組むべき課題です。身近で一人一人ができることから始め、そしてその活動を市全体に広げていくことが成功へのプロセスと考えます。
個人および1団体ではその効果は期待できません。公的な支援があってこそ成り立つ事業です。
今後は同じく、つくぱの中央農研で研究が進んでいる菜の花とひまわりの輸作燃料プロジェクト、休耕田や空き地を油田化する事業を活動に加えて、より地球の温暖化防止に寄与していけれぱと考えます。
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